今までクチコミでうまくビジネスが回っていたので、この口コミがなくなってしまうとどうすればいいんだろう…と、不安を抱えていませんか?
この記事を読んでいただくことで、教育ビジネスに特化したビジネスの仕組みを構築する方法が明確になるでしょう。
しかも、この記事で紹介している方法は、今の時代にマッチした方法です。
目次
ファネル型から循環型へ転換
これまでのマーケティングは、ファネル型と言われるものでした。
(ファネルとは、漏斗(じょうご・ろうと)という意味で、液体やお米などの容器の移し替えに便利な三角のものです。)
認知して、興味や関心を持って、購入するかどうかの検索や検討に入る。クチコミや他の商品との比較など様々な情報を収集して、価値を見出せれば購入する。
そんな流れでした。
そして、スマホが普及し始めた、2010年あたりでは、これに購入後の行動、シェア・体験の共有などが追加されました。
このファネル型マーケティングでは、お客様の行動を理解し、相手の悩みや求めているものを提示して、購入したくなるような訴求をしていく。
購入にいたるお客様のペルソナを構築し、その人が各段階においてどんな情報を求めているかを考えて施策を行ってきたのが、従来型です。が、この方法は、すでに古典です。
今流行りのオンライン化(マーケティング4.0)も古い…
ファネル型のマーケティング戦略も古い…
だとしたら、我々はどうしたらいいのでしょうか??
循環型マーケティング”バリューサイクル”
この手法は、300億円規模の企業グループであるGeniusGroupの創設者であり、ウェルスダイナミクス考案者の「ロジャー・J・ハミルトン」が提唱しているマーケティング5.0の手法。
具体的には、あなたのことを知ったお客様が、見込み客になり、見込み客をより濃いファンにし、ファンとなった顧客が、また新しい見込み客を連れてきてくれる。
そんな好循環が起こる、価値のサイクルを構築するマーケティングの手法です。
これがしっかりとわかれば、どのタイミングで何をお客様に提供すれば良いのかが明確です。
このタイミングを間違うと、売れるものも売れなくなってしまう…
というわけで、どのように価値のサイクルを構築するのかをこの先でお伝えしていきます。
価値の循環が起きるバリューサイクルとは?
バリューサイクルのポイントは、上記画像にある5つの循環です。
STEP1.フォロワー
ファーストステップは、フォロワー。
フォロワーとは、あなたのブログ投稿やSNSの発信、YouTube動画など、なんか気になって見ている人たちです。
フォロワーの段階で必要なことは、人を惹きつける魅力的な発信です。
うまくいかない人たちは、このフォロワーに直接ものを売ってしまう。
まだ、あなたのことを深く知らない段階なのに…
「SNSに〇〇のイベントやります。
興味ある人は来てください。」
などと、投稿し、フォロワーがたくさんいるのになぜか集まらない。と嘆いています。
この段階で、何か商品を売っても売れないのは当然です。
なぜなら、フォロワーは、あなたのことをまだ信頼していない状態だからです。
では、どうしたらいいのでしょうか?
STEP2.コミュニティー
次のステップは、コミュニティーです。
コミュニティーでやることは、信頼関係の構築です。
ここでのポイントは、メールを使わないことです。
なぜ、メールを使わないかと言うと、メールの1番の問題は、迷惑メールに入って届かなかったり、届いても読まれなかったりすることです。
さらに、メールは一方通行になるので、信頼関係を構築するのに時間がかかります。
では、コミュニティーに当たるものとは何でしょうか?
それが、FBグループや御社専用のアプリ、無料のイベントなどです。
ここでのポイントは、お金を使うのではなく、時間を使っていただくことです。
フォロワーが、コミュニティーないで、時間を使うことによって信頼関係を高めていく。
特にコメントなどをしてくれなくても、記事を読んだりするだけでもOKです。
信頼を構築することができれば、どんどん次のステップへお客様を誘導することができます。
それも、こちら側が売り込まなくても。
売り込まないと売れないというのは信頼関係がない状態です。
相手が、あなたのことを信じていないタイミングで売っちゃうから大変なだけです。
ちゃんと関係が構築できれば、相手から自然と、次のステップへ進むようになります。
STEP3.見込み客
コミュニティーで、信頼を勝ち取った後は、コミュニティー内の人たちを見込み客へと変換していきます。
見込み客のフェーズでは、説明会や体験会を開催したり、チャレンジ企画などをするのもいいでしょう。
例えば、コミュニティー内で、「◯月◯日に、△△△の体験会をやるので、興味ある方は、こちらから詳細を確認してください。」などのオファーをしたときに、みんなが動く状態になっているのが、理想です。
これができていないと言うことは、コミュニティー内で信頼を獲得できていないと言うことにもつながります。
STEP4.顧客
顧客のフェーズでは、見込み客が説明会や体験会で、本講座に申し込む。
これで初めて、見込み客が、顧客になります。
ですから、説明会や体験会にしか来ない場合は、まだ顧客ではないと言えますね。
STEP5.厚いファン
本講座から、さらに次のステップへ進んでくれた人。
ここにいる人たちは、あなたの講座を他の人に薦めてくれたり、貢献しようとしてくれる人です。
(その結果、チームの一員に加わることもあります)
バリューサイクル構築の鍵=自社専用アプリ
最後にこのバリューサイクルを構築するための鍵となるのが、「自社専用アプリ」です。
アプリと聞いてどんなイメージがありますか?
実は、アパレル業界やファッション業界、飲食業界では、すでに導入されているアプリですが、教育業界は、非常に遅れています。
なぜ、教育業界以外のところで専用アプリが、導入されているのでしょうか?
その理由は、集客に強いSNSやブログ、WEBサイトに対して、アプリは、関係構築に強いのが特徴です。
ですから、顧客との関係構築を実現する手段を持っていないとお客様がファンになる多くの機会を損失しています。
例えば、ブログやWEBページなどであなたのことを知った顧客は、もっとあなたのことを知りたくて、LINEに登録したり、インスタグラムやTwitter、FBなどの各SNSをフォローします。
ここで得ることのできる情報は、自分用にカスタマイズされていないため、非常に多い情報の中で、何を選択すれば良いのかを迷ってしまうわけです。
さらに、あちこちに情報が散乱しているので、どこを見て良いのかがわからず…結局何も得ることができず諦める。
そんな負のスパイラルに陥ってしまっている人を多く見かけます。
なぜアプリなのか?
前述した通り、アプリは、WEBサイトやブログとは異なり、お客様との関係性の構築に強いのが特徴です。
アプリがあると、お客様は、YouTubeやブログ、SNS、WEBサイトなどいろんな場所で情報収集することはなくなり、アプリ内で全ての情報を得ることができるだけでなく、今回ご紹介したバリューサイクルに合わせて、相手は適切な情報を受け取ることができます。
お客様は自分用に整理された情報にアクセスすることが可能になり、どこに何があるのか迷うことがありません。
しかも、自社専用アプリは、スマホのホーム画面にアイコンがあるので、いつでも簡単にワンタッチでアクセスできます。
それだけではありません。
メールよりも7倍届くプッシュ通知機能でリアルタイムに素早く情報を届けることができます。
その結果、あなたとの接触頻度が格段にUPされることになります。
もし、お客様との信頼関係を構築し、熱いファンを増やしていく強固なバリューサイクルを構築したい場合は、アプリの導入が非常におすすめです。
現在、教育ビジネスに特化したアプリは、非常に少なく、自社オリジナルのものを開発しようとすると膨大な費用がかかりますが、唯一教育ビジネスに特化した御社専用のカスタムアプリがあります。
このアプリについては、また次回の記事で詳しくお伝えさせていただきますね。
まとめ
ここまでのところで、教育ビジネスに特化したビジネスの仕組みを構築するには、ファネル型から循環型へ転換する必要があるというお話をしてきました。その中でもポイントは、コミュニティーです。
フォロワーに直接商品を販売するのではなく、信頼関係を構築するコミュニティーは、ファネル型のマーケティングには、なかった要素です。
さて、あなたのビジネスに足りないものがあるとしたら、それはどこでしょうか?
もしないものがあるとすれば、それを作ればよいだけなので、今ないことは問題ではありません。
しっかり自分のビジネスに置き換えて、考えてくださいね。