コンサルタントになるには名刺10枚!?
目次
はじめに
コンサルタントというと、
なんだか難しい印象を受けますよね。
ですが、
コンサルタントにはとても簡単になることができるのを
知っていらっしゃいますでしょうか。
具体的には、
名刺を10枚ほど作り、コンサルタントを名乗ります。
完了です。
「いや、そういうことじゃない!」
というお声が聞こえてきそうですが、
コンサルタントになるだけなら本当にたったこれだけで完了です。
ですが、
いきなりコンサルタントを名乗ったとしても
何から始めれば良いか分からないですし、
そもそも仕事ができるだけのノウハウがありませんよね。
専門性が高いコンサルタント程、
高い能力と知識が必要になってきます。
皆様が知りたいのはこの部分ではないでしょうか。
最初に、結論だけを述べさせて頂きます。
コンサルタントに最も必要なものは「信頼」です。
そのことを念頭に置いてこれから説明する6つの項目に目を通して下さい。
コンサルタントとは?
そもそも、コンサルタントとはどういうお仕事でしょうか。
経営コンサルや人材コンサルなど、
様々な課題解決に特化したコンサルタントがありますが、
基本の部分は変わりません。
簡単に言えば、
各分野に特化したお悩み相談所です。
お悩み相談所とだけ聞くと楽そうに聞こえるかも知れないですが、
実際は甘くはありません。
お客様の抱えている悩みを把握し、
分析することで問題点を見つけ出し、
解決策を提示するのがお仕事ですので、
様々なスキルと知識が必要となります。
コンサルタントの種類
一口にコンサルタントといっても、
色んな種類があります。
それらは全て、
総合コンサルタント、専門コンサルタント、システムコンサルタント
の3種類に分類できます。
まずは分類分けを把握し、
自分が
どのコンサルタントになりたいのかを
明確にすることが大切です。
総合コンサルタント
あらゆる職種、業務に向けてのサービスを幅広く行うコンサルタントです。
主に大手のコンサル会社に多いです。
膨大な知識と経験が必要になりますので、
初めに手を出すにはあまりお勧めできません。
専門コンサルタント
経営やIT、建設や人材など、
それぞれの専門分野に特化したサービスを展開するコンサルタントのことです。
総合コンサルタントと比べると情報量に加えて、
特に情報の深度が重要になってくるので、
その分野での就業経験や知識、人脈があればあるほどに有利です。
皆さんの身近で、
一番想像しやすいのは
転職の支援を行っている人材コンサルタントではないでしょうか。
彼らにとっての情報量とは「転職先の数」であり、
情報の深度とは「各企業の待遇や、よりリアルな内情」です。
ニーズとのミスマッチをなくす為にも、
情報量と情報深度は、
専門コンサルタントにとって最も重要な要素と言えるでしょう。
システムコンサルタント
お客様となる会社が抱えている
様々な課題に対して
情報化戦略でアプローチをかけ、解決するのが仕事のコンサルタントです。
お客様との打ち合わせを経て、
その後
システムエンジニアやプログラマーに話しを繋げる役割も担うことになるので、
プログラムについての知識が必須です。
なぜコンサルタントに依頼するか
そもそも、
コンサルタントに依頼をするのはどういう状況でしょうか。
ここを理解できていれば、
自分がコンサルタントになる際に
効率的に仕事を持って来れそうですよね。
大きく分けて3つの理由が考えられます。
より深い専門知識やアイデアが必要な場合
会社にも得手不得手はあると思います。
製品を作ることが得意な会社もあれば、
売る方が得意な会社もあるでしょう。
ですが、全てが揃っている会社は少ないのではないでしょうか。
その会社に足りない専門知識やアイデアを部分的に補う一つの手段として、
コンサルタントに依頼がくることがあります。
客観視してもらいたい場合
様々な分析の中でも、
自己分析というのは一番難しい分析です。
これは会社に置き換えても同じでして、
会社内におり、その中でめまぐるしく動いていると、
自分の居る会社が外からどう見えているのかを
知る機会が中々ありません。
また、何か見落としが無いかもとても気になります。
そこで、外部の人間の第三者的な目線からくる意見を求めるわけです。
言いたいことを社外の人に代弁してもらう時
経営者の中には、
社員の言うことには耳を貸さないという人もいます。
そういう時に
コンサルタントに冷静な第三者の目で見て判断することで、
間接的に経営者に対して意見することができます。
社外の人間が作成したデータに基づいた情報であり、
そこに正当性があれば、経営者も見て見ぬふりはできませんよね。
こういうケースにもコンサルタントはよく活用されます。
コンサルタントになる前に考えること
ここまで、コンサルタントの種類や依頼についてお話してきました。
それでは実際に、
コンサルタントになる前に考えるべきことは何でしょうか。
必要最低限だと思う、3つをお伝えします。
どの分野でどういうメリットを提示して働きたいか
まずは、自分の地盤を固めましょう。
上記させて頂きましたが、
一口にコンサルタントと言っても様々な種類があります。
自分がイメージするコンサルタントは、
どのコンサルタントだったでしょうか。
「コンサルタントならなんでもいいや」
とぼんやりと考えたままで職に就いてしまうと必ず後悔します。
せめて方向性だけはしっかりと固めてしまいましょう。
なぜなりたいのか
自分がなぜコンサルタントをしたいのか明確にするのも、必要なことの一つです。
ではまた、人材コンサルタントを例に出しますが、
人材コンサルタントには、転職希望者のサポート業務をメインで行うもの(BtoC)、
人材を探している企業への訪問などをメインで行うもの(BtoB)、
転職希望者と企業への対応の両方を行うもの(BtoBtoC)
の3種類があります。
また、会社によっては
面接現場まで着いくことを義務化している会社と、そうでない会社もあります。
このように様々な種類があるので、
あなたのイメージするコンサルタント像は全体のほんの一部かもしれません。
「本当にコンサルタントがやりたいのか」
「現状では実現できないのか」
を、しっかり自分の中で議論しましょう。
提供できる付加価値を考える
分野を固め、やりたい理由が固まった後は
「自分だからこそできること」は何かを考えなければなりません。
その為にもまずは自分の強みを把握し、
その強みをどのように活かすべきかを考える必要があります。
その中で自分のコンサルタントとしての仕事に付加価値をつけていき、
他のコンサルタントとの差別化をはかりましょう。
コンサルタントに重要な能力とは?
コンサルタントをする上で
最も重要な能力とは「相手の信頼を得る能力」です。
人の悩みを解決するというのは、
想像以上にシビアな仕事です。
悩みを相談する=自身の弱い部分をさらけ出さなければならないので。
信頼できない相手に弱みをさらけ出す人はいませんよね。
今回はそこにスポットを当て、
信用を得るために最低限必要な2つの能力を紹介します。
論理的思考能力(ロジカルシンキング)
物事を論理的に組み立てて整理する能力は、
お客様に改善策を提示する為に必要な能力です。
これが出来なければ実力がないと判断されてしまいますし、
コンサルタントとして働くこと自体が厳しくなってしまうでしょう。
コミュニケーション能力
課題解決に向け、
情報を少しでも引き出す為に必要な能力です。
改善策を出す為には、少しでも多くの情報を得る必要がありますので、
これも必須の能力ですね。
近年のコンサルティングは戦略立案や案件紹介などの、
実行段階の前段階では終わらず、
現場に出向いて業務を行うことも多くなっています。
その際に、関わる人たちとの意思疎通のためにも重要となってきます。
コンサルタントになるには?
冒頭で、
名刺を準備して名乗れば完了などと書きましたが、
今度はそんなことは書きませんので安心して下さいね。
コンサルタントになるには、2つの方法があります。
コンサルファームに所属する
つまり、
コンサルタントを事業として行っている会社に就職するということです。
未経験で知識も無い場合は、こちらの方が無難かもしれません。
大手などのちゃんとしている会社に
入ることが出来れば研修制度も整っていますが、
中にはほとんど研修が無く
いきなり業務に取りかからなければいけなくなることもありますので、注意が必要です。
独立型コンサルタント
冒頭で説明した、
名刺作って名乗ったら終わりと述べていたのはこちらですね。
通常は企業でのコンサルタントの経験などを経て、
自ら自営業としてコンサルティング業務を行うことです。
能力の高い従業員に他社への天職を持ちかける、
ヘッドハンターと呼ばれる職などもこちらに含まれます。
資格を活かした働き方も
コンサルタント関連の資格には、大きく分けて4つのカテゴリがあります。
経営学修士
経営に関する理論を
2年の専門課程を経て幅広く学んだ者が得られる資格です。
コンサルタント関連資格で
真っ先に取り上げられる資格でもあります。
士業系の資格
公認会計士や税理士、弁護士などの士業系と呼ばれる公的な資格を活かし、
確かな情報を元にお客様の信頼を得やすいのが特徴です。
ベンダー資格
ERPパッケージのベンダーが、
自社製品についての知識を認めた資格です。
ベンダー公認の非常に実務的な資格です。
活躍できる環境があれば即戦力として認識してもらえるので、
資格を活かすことが出来る環境を第一に探す必要があります。
基礎能力についての資格
最後は、自身の基礎能力の高さを証明する資格です。
その人の基礎能力や知的レベルは
一定の関連があると言われているので、
相手に安心を与えられますよね。
主流なのは、英検やTOEICです。
TOIECであれば700点以上がボーダーになってきますので、
是非チャレンジしてみてください。
その他の資格ですと、
簿記の資格が評価されることがあります。
1級を取得していることがボーダーになってくるので、
少し難しいかもしれません。
まとめ
以上、コンサルタントになるために
必要な情報を記載させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
つまるところ、
コンサルタントも成果を出さなければなりません。
成果を出すためには、
お客様との信頼を構築するのが一番です。
お客様の信頼を勝ち取る為にも、
今一度自分自身のしたいことを見直し、
その上で自身の能力を磨くことが大切だと思いますので、
まずは自分自身と向き合ってみて下さいね。
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