【厳選】コンサルおすすめ本・書籍24冊!
目次
はじめに
本を読むこと。
それは、実経験を積むことがまだ難しい人たちにとっての最良の勉強方法ともいえます。
特にビジネスにこれから参加していく新卒の学生や、
転職して新しいことを始める人たちにはうってつけです。
今回は、多くの戦略コンサルティングファームやビジネスの最先端で活躍する人たちが、
ぜひお勧めする本を24冊ご紹介いたします。
逆説的にですが、
この本の中身はビジネスをまだ経験したことがなくても手に入れられる考え方であり、
同時に今後ビジネスで活躍するのであれば身に着けておかなければならないものでもあります。
コンサルティングファームに行く人も行かない人も、
ぜひこの24冊の思考法を獲得し、成功を収めて行ってください。
コンサルティング基本編
まずは、基本編です。
コンサルティングとは何を指すのか、何がコンサルティングなのかをまとめた本になります。
他の20冊を読む前にまず読んでください。
そうすると、次の20冊の内容を短時間で明確に捉えられるでしょう。
コンサルティングとは何か
コンサルティングとはどのような仕事なのでしょうか?
という問いに真正面から答えてくれる本が
こちらの「コンサルティングとは何か(著者:堀 紘一)」です。
“「何が問題なのか」を定義することがビジネスの世界では最も重要な問題である。”
というフレーズで始まるこの本は、コンサルティングだけではなく、
今後あなたが出会うであろう仕事とその問題への第一歩となるでしょう。
コンサルティング業界大研究
コンサルティングとは何かという問いと共に、
ファームやその仕事そのものについてしっかりと例を挙げながら答えてくれるのがこちらの
「コンサルティング業界大研究(著者:ジョブウェブコンサルティングファーム研究会)」です。
国内外の有名コンサルティングファームの人が例に挙がっており、
非常に想像しやすく仕事内容がつかみやすいでしょう。
また、採用プロセスなどもあるため、
コンサルティングファームへの転職などを考えている方にも非常にオススメな本です。
この1冊ですべてわかる コンサルティングの基本
コンサルティングという仕事について、
広く浅く基本的な情報をまとめた本が
こちらの「この1冊ですべてわかる コンサルティングの基本(著者:神川 貴実彦)」です。
コンサルティングの領域を、「戦略」「組織人事」「財務」などに分けて
それぞれに広く浅く説明することを目的としています。
コンサルティングという仕事がイメージできるようになるための
最適な教科書といえる本でしょう。
この1冊でさらにわかる コンサルティングの基本 ベストプラクティス集
広く浅く基本的なコンサルティングの情報をまとめた、
先述の本に合わせて事例集を織り交ぜたのが
この「コンサルティングの基本ベストプラクティス集(著者:神川 貴実彦)」です。
コンサルティングが実務として何をしているのか、
また現代のコンサルティングの主要なテーマなどが、
事例を通じて説明されている決定版とでも言える内容になっています。
コンサルティング論理的思考編
あなたの言っていることはいまいちよくわからない。
君の言いたいことをもう少しちゃんと伝えてくれないか?
そんなことを言われたことはありませんか?
ここで紹介する9冊は、相手にどのように伝えたら、
相手がどの様に理解してくれるのかということを教えてくれる本になっています。
そうした、コミュニケーションの捉え方はコンサルティングだけでなく、
現代の仕事人すべてが必要となるスキルなのです。
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
15年以上前に書かれ、いまだに教科書として活用できるのが、
「考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則(著者:バーバラ ミント)」です。
この本は、仕事に対する考え方だけでなく、
資料の作り方や相手への説明の仕方まで書いてあります。
もしかしたら、実生活でも活用できるかもしれないほど応用の幅の広い基本書です。
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル
コミュニケーション力、通称コミュ力という言葉が流行っています。
そうしたコミュニケーション力の中でも
特に仕事のコミュニケーション力について詳しく書いているのが
この「ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル(著者:照屋 華子)」です。
15年以上前に書かれたこの本が今だ現役であるという事実が、
仕事のコミュニケーション力というものがどれほど重要なのかを端的に示しています。
問題解決――あらゆる議題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術
仕事とは常に問題解決です。
問題が発生していなければそこに仕事はないのです。
この問題解決と一口に言っても、
何を意味するのかということを一言で言える人はなかなかいません。
その答えを与えてくれるのが
「問題解決――あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術(著者:高田 貴久,岩澤 智之)」です。
何がどうしてどうなった、5W1Hとは何だったのかなど、
考え方の基本についてステップを踏んでしっかり教えてくれる、
初心者にも経験者にもお勧めとなる本でしょう。
新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術
「MECE」「ロジックツリー」「仮説思考」など、
どれもお馴染みの思考法についてまっすぐに応えてくれるのが
この「新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術(著者:齋藤 嘉則)」です。
コンサルティングファームで勤めている人で読んだことがない人は、
素人であると言われるかもしれないほど、多くの人に読まれています。
事例や演習課題なども多く、
本当に理解できているのか自分のペースで読み進めることができます。
仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
情報がすべて手元にあったり、
分析がすべて終わっている仕事というものは世の中に存在しません。
そんな不十分な環境でも成果を出していく思考法を
ボストンコンサルティンググループは使っています。
この「仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法(著者:内田 和成)」は
そうした思考法をしっかり書き出してくれています。
残業が終わらない、いつも時間がないと思っているあなたにぜひ読んでほしい本です。
論点思考
仕事を早める方法は何か?それはやらないことを決めることである。
それがこの「論点思考(著者:内田 和成)」という本です。
時間の無駄とは思考の無駄であり、
思考の無駄とは間違った問いが建てられているという趣旨のこの本は、
仕事における正しさとプライオリティの立て方を教えてくれる本でもあります。
アナロジー思考
『地頭』という言葉を聞いたことがありませんか?
この地頭というのが仕事の思考回路では最も重要で、
その思考回路とは何を指すのかという問いの答えが
「アナロジー思考(著書:細谷 功)」という本です。
アナロジーとは類推をさし、全ての思考の原点を解き明かしていくこの本は、
哲学や数学などの深淵な課題と仕事が密接につながっていることを感じさせてくれます。
イシューからはじめよ―知的生産のシンプルな本質
「そもそも」という言葉はあなたは好きですか?嫌いですか?
この「そもそも」に対しての思考回路を育てるのがこの
「イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」(著書:安宅 和人)」という本です。
本当に価値のある仕事は、
この「そもそも=イシュー」を捉え解決していくことであるというこの本の命題は、
全ての仕事の真理とも言うべき命題でしょう。
意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法
物事の分析をする上でのやり方・方法論は明らかに正しいものがあります。
特に仕事では、それを知っているかどうかでその質も変わってくるのです。
「意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法」では
その分析方法について端的に説明してくれます。
正しい分析方法を身に着けることは、
その分析方法に対するスキルも伸ばしてくれることになるでしょう。
コンサルティング戦略編
今まではコンサルティングというよりも、むしろ仕事そのものの考え方、
思考法という本が主になっていました。
ここで紹介する11冊は、
コンサルティングファームが最も得意とする経営戦略について
詳しく掘っていける本になっています。
ビジネスモデルの教科書:経営戦略を見る目と考える力を養う
上手くいく戦略とはどんな戦略なのか?
今の上手くいっている戦略とはどんなものなのか?
まさにビジネスモデルのカタログとでも言う本が
「ビジネスモデルの教科書:経営戦略を見る目と考える力を養う(著者:今枝 昌宏)」です。
100例以上の実例を通じてビジネスモデルというものの概観をつかめる、
その名の通り教科書のような本になっています。
企業参謀―戦略的思考とはなにか
ビジネスに答えがもしあったら、失敗する人は全くいなくなります。
しかし、世の中には成功者と失敗者がいます。
つまり、ビジネスには絶対的な解は存在せず、より良い解答があるだけなのです。
こうした思考法を紹介するのが、
この「企業参謀―戦略的思考とはなにか(著者:大前 研一)」です。
解答がない以上、成功へのプロセスは自ら作り上げなければならない。
まさに成功したい全ての人にとっての参謀となる本でしょう。
BCG戦略コンセプト
ボスコン・コンサルティング・グループが提唱してきた
「プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント」を始めとする
優れた戦略コンセプトである6つのコンセプトについて紹介するのが
この「BCG戦略コンセプト(著者:水越 豊)」です。
この6つのコンセプトはそれぞれ章分けされており、
自分の好きなところから読んでいくことができます。
BCG 経営コンセプト 市場創造編
現代のビジネスは、環境変化が加速し、複雑さを増しています。
こうした中で飛躍的な成長(イノベーション)を成し遂げる経営手法について取り上げたのが
「BCG 経営コンセプト 市場創造編(著者:内田 和成)」です。
ここで紹介されている戦略メソッドは、
ボスコン・コンサルティング・グループ自体が率先して行ってきた思考法になっています。
BCG 経営コンセプト 構造改革編
先述の市場創造編で取り上げた経営手法とは少し見方を変えて、
組織能力について注目したのが「BCG 経営コンセプト 構造改革編(著者:菅野 寛)」です。
経営手法と組織能力は、企業の成長の両輪であり、どちらが欠けても上手くいきません。
戦略の実行能力は手法よりもむしろ組織能力が影響するのです。
競争の戦略
20年以上も現役であるこの「競争の戦略(著書:M.E. ポーター)」は、
ビジネスをしていたら必ず耳にする競争という言葉をキーワードとしている本です。
経営戦略論の古典的地位を得ているこの本は、
20年以上前に書かれているにもかかわらず、戦略の本質を鋭く突いた名著でしょう。
戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ
自身が行った企業変革をベースに、
戦略とは変革とはいったい何なのかをまっすぐに問う
「戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ(著書:三枝 匡)」は、
一見するとドラマ・小説風に書かれている、非常にわかりやすさを中心とした本に見えます。
しかし本質的にはまさにこれこそがコンサルティングと呼べる内容になっており、
ビジネスの本質について誰もが体感できるような内容になっている優れた本です。
マッキンゼー 現代の経営戦略 2014年新装版
誰もが名前を知っているマッキンゼーコンサルタント。
いったい何がすごいのかが体感としてわかるのがこの
「マッキンゼー 現代の経営戦略 2014年新装版(著者:大前 研一)」です。
事例自体は80年代のものを取り上げていますが、
その考え方や内容については古さを感じさせることなく、
非常に考えさせられる内容になっています。
[新版]ブルー・オーシャン戦略――競争のない世界を創造する
世界43か国語に訳された企業戦略論の決定版とでも呼べるのが
「[新版]ブルー・オーシャン戦略――競争のない世界を創造する(著者:W・チャン・キム,レネ・モボルニュ)」です。
新市場を創造出来れば、競争相手は存在せず、素晴らしいビジネス環境を生み出せる。
誰もが夢見るブルー・オーシャンについて、その方策を提唱するのがこの本です。
戦略立案のテクニック―実務で使える20のツール
実務で使える戦略分析手法について、テクニックとして紹介するのが
「戦略立案のテクニック―実務で使える20のツール(著者:長島 牧人)」です。
企業の戦略立案担当ならば辞書的にも活用できると、
必ず仕事場の机の上に置いてある本でもあります。
テクニカルポイントがかなり専門的な視点に置かれているため、
まさに戦略コンサルティングに興味のある人に対しての本と言えるでしょう。
「あなたの勝ちパターンを確立する」43の鉄則
あなたは何故仕事で成功者になれていないのか?という本質的な問いに答える良書が、
「堀紘一の「あなたの勝ちパターンを確立する」43の鉄則(著書:堀 紘一)」です。
まだビジネスをしていない、
これから成功者になろうとする人に向けての本質的な内容を含んでいる本でしょう。
自分の夢や希望を叶える人になるための方法が凝縮されています。
まとめ
戦略コンサルとしてお勧めの24冊を紹介してきました。
上から順に考え方や思考法について学んでいきますが、
同時に仕事に対するスタンスや成功者になるためには、
といった生き方のような話も含まれていきます。
これは、コンサルとして出会う人々は基本的に成功者か成功したい人たちだからです。
自分が成功したい人だとして、
その自分に助言してくる人間がそうした成功者、
或いは成功したい人たちのことを理解していない人だったら、
あなたはその人の助言を受け入れられるでしょうか?
コンサルタントは、優れた分析力・思考力だけでなく、そうした成功者の人格や思考を理解でき、
そして自分もそうした成功者の考え方を実践できる人でなければなりません。
そうした人だからこそ、企業の経営者や重役はその人の助言に耳を傾けてくれるのです。
最後に1つ。
優秀なコンサルタントとして活躍するには自分の才能を知っておく必要があります。
さらには、クライアントの才能も見極めることができるとさらに強いです。
どのように自分の才能を知ればいいか?
1つの方法として、自分の才能を診断するテストをいくつか紹介したページを作りました。
自分を知り、相手をしればコンサルの精度も高くなります。
ぜひ、こちらのページを活用してみてくださいね。