選択はあなた次第!?天職をつかみ取るために考えておきたい思考のプロセス
目次
はじめに
あなたは今の職業が
天職であると言い切れる自信がありますか?
多くの人が何らかの不満を抱えながらも、
生活のために働いているというのが
実情ではないでしょうか。
生活時間の大半を占める
『仕事』の時間が楽しいものであったならば、
人生は劇的に変化していきますよね。
今回はそんな天職の見つけ方について、ご紹介します。
天職を見つけるためには優先順位が重要
天職を見つけるのに最も重要なことは、
自分自身の優先順位を把握して認識することです。
最初から
天職を完全に見極められる人間はいませんし、
初めて就いた仕事の中には
いろいろな矛盾や葛藤も出てきます。
しかし、
一生という長い時間のうち、
職業に就いて携わっていく時間は
本当に貴重なものです。
天職を見つけるためには、
自分自身の生活の仕方や
時間の使い方を大きく変えていく必要があります。
つまり生き方自体が、
『天職』ベースのものへと変化していくのです。
そうしますと必然的に、
人生の優先順位も変わってきます。
数々のライフプランの中では、
職業選択のために
考えなければならない要素があります。
例えば、
恋人との関係においてならば、恋愛や結婚、出産、子育てが挙げられます。
これは自分ひとりで決断できるものではありませんよね。
また、
家族との関係において言えば、
親が反対しないかどうか、
既婚者であれば、
配偶者や子供の理解や協力を得られるかどうかも問題になってきます。
さらには、
「やりたい!」という気持ちだけではなく、
自分自身の年齢や能力、
経験、
向き不向きとも、
深く向き合わなければなりません。
生活が掛かっていく以上、
その職業で家族を養えるだけの稼ぎが見込めるのかも、
考える必要が出てきます。
きちんと職業として収入が見込めるのかを、
計算しなければなりません。
どんなに好きなことであっても、
趣味やボランティアとして
留めておいた方が幸せな場合もあるからです。
天職を見つけるために自分自身の優先順位を書き出してみよう
例えば、
仕事の中だと、夜眠る前や朝一番に
一日の流れや段取りをスケジューリングしますよね。
自分の取り組む優先課題を明確にすることで、
より効率的な動きが出来ていきます。
天職を見つけるためにも、
自分が人生において
重要視したい部分はなんなのかを、
改めて考えてみましょう。
収入、やりがい、
家族との時間、
趣味などのプライベートな時間、通勤時間…。
さまざまな条件が絡む中で、
どれを重要視するのか、
どこまでだったら妥協ができるのかを、
考えていく必要があります。
仕事の優先順位をつける場合には、
業務の重要度や緊急度に応じて、
ある程度の『正解』があるものですが、
天職を探す場合には絶対の『正解』はありません。
誰かがあなたの優先順位に、
「それはおかしいよ」
と口を挟んだところで、それはその人自身の価値観です。
あなたが大切だと思ったのであれば、
それはあなた自身への『正解』となります。
無理して人の価値観に合わせる必要はどこにもないのです。
自分自身が本当に苦痛なことが何かを知る
「やりたいこと」から天職を探す正反対の方法として、
「やりたくないこと」から探していく方法があります。
これもまた、
譲れる・譲れないポイントが
人によって大きく違うものです。
満員電車やスーツが大嫌いだという人もいれば、
初対面の人とのコミュニケーションが苦手な人、
黙々と反復作業をすることが
耐えられないという人もいます。
毎朝決まった時間に起きることや
上司との飲みニュケーションなど、
ある人にとってはなんなくこなせることでも、
自分にはどうしても無理という場合だってあります。
一度紙に書き出したあとに、
優先順位をつけてみたらよいでしょう。
自分自身の
「本当に嫌だと思っていること」を知ることで、
対処策も見えてきます。
苦手なことや不得手なことはしない、
と決めるのも人生においては重要な戦略です。
他人から見た自分、他の人とは異なる強みとは?
ここまでの作業では、
自分自身での内観によって天職を探してきました。
次の段階では、
身近な人や自分をよく知る人に、自分について尋ねてみましょう。
案外、長い付き合いのあった人でも、
「そんな風に自分を見ていたんだ!?」
という新たな気付きがあるものです。
自分にとっての
強み、個性というものが何かは、
他の人との比較によって見えてくる部分があります。
勤勉さ、統率力、
嘘をつかない、時間を守る、
コミュニケーション能力…
など、自分では「あたりまえ」のように思っていた事柄が、
他の人からは感心されるポイントとなったりもします。
その上で、本当に気心の知れた人には、
自分自身のやってきたことや
これから就こうとしている仕事について、
話してみてください。
重要な点なのですが、
あくまでも『相談』ではなく『報告』として行うことです。
あなた自身にまだ進む道が不透明な場合、
不安もあるかもしれませんが、
「価値観」の形成は、まず自分自身で行うものです。
誰かの言葉に左右されて信念がゆらぐようであれば、
それはまだ
自分の中で思いが固まりきっていないから
かもしれません。
自分自身で
「こうしたい」「こうなりたい」
というのは、他者に伝えることで初めて明確化する部分があります。
思いを伝える中で、
自分だけでは気付かなかった部分にまで焦点が当たる場合もあるでしょう。
考えを明確化して、掘り下げるために、
家族や友人を利用するのです。
時には
「こんな手段もあるよね」
「あなただったら、こうもできるよ」
という有益なアドバイスが貰える場合もあります。
知らなかった分野の専門家や
その道に詳しい人を紹介して貰える場合もあるでしょう。
「その道に進む!」
と、決めて周囲に宣言したときから、
仲間内ではあなたは
「そういう分野の人」として認識されるようになります。
それによって、
情報や人脈などが思いがけずに巡ってくる場合もあるのです。
「まだ機が熟してないから…」
などと恥ずかしがらずに、
進みたい分野が決まったら積極的に周囲に伝えていきましょう。
5年先、10年先、20年先…をイメージしてみよう
家族や友人に報告が終わったら、
最後の段階として
いよいよその分野に足を踏み入れていきます。
先駆者やロールモデルとなる人物がいれば、
ぜひとも話を聞いてみましょう。
手っ取り早い方法としては、
まずは名刺を作ってしまうことです。
未知の分野であったとしても、
情報交換の足掛かりとなります。
これでようやくスタートラインに立ちました。
この先をいかに進んでいくのかは、あなた次第です。
どんな仕事でも初めは良かれと思って始めるものですし、
続けていく中では躓きや失敗だってあります。
気を付けておきたいのは、
『天職=悩みゼロ』の仕事ではないということです。
業務の中で成長していくためには、
成功だけではなく
失敗の体験もあなた自身の糧となっていきます。
仕事を続けていく上で、
悩んだことがあったのであれば、
5年後や10年後、
その先に自分がどんな生き方をしていたいのかを考えてみましょう。
そのためには、
1年後や半年先に
何をしていればいいのか、おのずと答えが見えてくる筈です。
まとめ
天職を見つけていく過程では、
自分自身の価値観や経歴など、
これまで以上に『自分自身を深く正しく知る』必要が出てきます。
自分の強みや得意なことだけではなく、
できないことや苦手なことともきちんと向き合っていく必要があります。
「天から与えられた職=天職」
は、始めてみるまでは誰にも分からないものです。
仕事をしていく中で、振り返って初めて気付くものかも知れませんね。