目次
はじめに
キャリアアップという言葉はあなたも聞いたことがあるでしょう。
意味までは知らなくとも、
なんとなく自分の能力をあげて仕事に活かす・役立たせるというイメージはお持ちかと思います。
キャリアアップというと転職を思い浮かべる方も多いですが、
必ずしもキャリアアップ=転職ではありません。
今回はキャリアアップとはなにか、その必要性や実践方法などについてお伝えします。
キャリアアップとは?
キャリアアップに明確な定義はありません。
人によってその定義は違い、年収をアップさせること、今よりも上の役職を任されること、
より専門的な仕事に携わるようになることなど、さまざまです。
キャリアには経歴という意味がありますから、
今回の記事では
「より高い専門知識や能力を身につけ、自身の経歴により高い価値をもたらすこと」
と定義させていただきます。
なぜキャリアアップを目指すのか
キャリアアップはあなたの人生をより豊かにするための行動です。
会社のためや他人のためにすることではなく、
自主的に始めるべきものなのです。
どんな人でも自分がやりたいことを仕事にして生きていきたいと思うものでしょう。
これを実現するためにはキャリアアップをすることが必須です。
キャリアに価値がない人は他人に必要とされません。
いくら自分がやりたい仕事があったとしても、
他にもその仕事をしたいと考えている人は山ほどいるものです。
もしあなたが経営者ならどんな人を採用するでしょうか?
当然その仕事に関して実績のある人、もしくは知識を十分身につけている人ですよね。
また、キャリアアップをすることで収入アップにもつながります。
これはより高度な専門知識を持つこと、
より広い範囲に精通することで自分の市場価値が高まるためです。
収入が増えれば欲しかった車やマイホームを手に入れることも夢ではありません。
最近では突然のリストラに備えてキャリアアップを目指す人も増えています。
終身雇用というのはすでに昔の話。
有名な大企業が倒産するといったニュースはあなたも聞いたことがあるでしょう。
そんな時でも、価値のあるキャリアを持っている人はすぐに、
新たな仕事を見つけることができます。
キャリアアップとスキルアップの違い
スキルアップとはその名の通り、自身の知識や技術を高めることです。
キャリアアップという言葉の定義が人によってさまざまであることは先ほども述べた通りですが、
知識や技術を磨くことをキャリアアップだと考えている人にとっては、
キャリアアップとスキルアップはイコールです。
それでも微妙なニュアンスの違いはあります。
例えば出世はキャリアアップと捉えることができますが、
スキルアップになっているかというと疑問です。
逆にスキルがあっても実践できるだけの場数を踏んでいなければ、
キャリア形成に役立っているとは言えないと考える人もいます。
キャリアアップを目指す方法
キャリアアップには大きく2つの方法があります。1つが広げること。もう1つが深めることです。
これはどちらか片方で良いというものではなく、
どちらもバランスよく磨いていく必要があります。
例えばさまざまな資格をとるということはキャリアを広げることと考えられます。
ですが何の目的もなくひたすら資格をとるだけでは単なる資格マニアでしかありません。
逆に1つの技術を極めることはキャリアを深めていると考えられます。
ですが現代はコンピュータを始めさまざまな技術が進歩しており、
いつその技術がコンピュータにとって代わられるか分かりません。
時代の流れを捉え、どんな環境にも適応できるキャリアを磨いていく必要があるということです。
キャリアアップは必ずしも転職ではない
冒頭でも述べた通り、キャリアアップは必ずしも転職ではありません。
今あなたが働いている職場にもいろいろな仕事があるかと思いますが、
社内でキャリアを広げるための手段として部署移動が考えられます。
また、今やっている仕事をより効率的に、
誰よりも詳しくなるというのはキャリアを深めることに繋がります。
キャリアアップというと仰々しい感じがするかもしれませんが、
要は以前の自分よりも高い能力を身につけること。
意識さえすれば今すぐに始められることです。
例えば早起きして仕事に備える習慣をつけるのもキャリアアップと言えますし、
通勤の電車でビジネス書やニュースを読むのもキャリアアップです。
取引先との関係を広げるのも、思い切って独立するのもキャリアアップ。
自身のキャリア形成につながるものはすべてキャリアアップと言ってよいのです。
失敗しないキャリアアップをするために
一番大事なことは、あなたが何のためにキャリアアップを目指すのかを意識することです。
年収のため? より高い役職を目指すため? スキルを身につけるため? 人生は有限です。
あれもこれもを望んでもすべては手に入りません。
目指すキャリアとは関係のないスキルをアップさせても、
まったく役に立たないとまでは言いませんが、
無駄になってしまう可能性が高いです。
10年後、自分はどんなキャリアを歩んでいるのかを見据えてやるべきことを見つけましょう。
それと、いきなり無謀な挑戦はしないことです。
転職や独立がキャリアアップに必ず必要な訳ではありません。
まずは少しずつ、今の仕事を一生懸命やってみる、
社会に目を向けるといったことから始めましょう。
キャリアアップに欠かせないのは自己投資です。
投資というと株やFXを思い浮かべがちですが、
自己投資というのは自分の知識や能力を磨くことです。
ビジネス書を購入したりセミナー等に参加するためのお金は無駄遣いではなく自分への投資。
節約も大事なことではありますが、自己投資にはしっかりと資金を投じることをオススメします。
キャリアアップのためにするべき5つのこと
自分を磨く時間を確保する
新しいスキルを身につけようにもそのための時間がなくてはどうしようもありません。
そのために早起きを習慣づけたり、
飲み会ばかりに時間を取られないように自分のための時間を確保する必要があります。
健康を維持する
キャリアを磨くといってもそれは自身の健康な体があってこそのものです。
食べ過ぎに気をつけたり、適度な運動を行ったりすることは脳の活性にもつながります。
勉強をする
読書や資格の勉強といったインプットはキャリアアップには必要不可欠です。
自分の専門外の物でも、知識を広げるために話題の本に手を伸ばしてみるとよいでしょう。
今できる課題にしっかり取り組む
キャリアアップは今すぐにでも始められます。
もしあなたがダラダラと残業をしているならそれは時間の無駄です。
なぜ残業をしなければいけなくなっているのか、
どうすれば今よりも仕事を効率的に進められるのかといった
問題意識を持って仕事に取り組みましょう。
これはキャリアを深めることにつながります。
汎用性のあるスキルを身につける
どんな場所でも役に立つスキルというものがあります。
例えば現代ではどんな会社に行ってもたいていはコンピュータがありますよね。
情報技術を身につけることは、
どんな職場でも役に立つスキルを身につけるスキルだと言えるでしょう。
他にも英会話や法律の知識などはどんな場所でも役に立ちます。
まとめ
キャリアアップなんてめんどくさいと感じる人も多くいるでしょう。
たしかにこれは簡単なことではありません。
ですが、キャリアアップを目指すことは必ず将来あなたのためになるはずです。
雇用が安定しない今だからこそ、
転職や独立をするつもりがなくとも自分を磨いていく姿勢が強く求められています。
今この瞬間からでもキャリアアップを目指していきましょう。