成功する起業に必要な考え方とは?成功者と失敗例から学ぶ起業マインド
目次
はじめに
あなたは起業を具体的に考えていますか?
人に雇われずに、
自らの采配で仕事を進めていく働き方に、
興味はありませんか?
せっかく起業するからには、
成功したいですよね?
どうすれば起業が成功に近づくのか、
失敗談も交えながらノウハウをお教えします。
起業で成功する人の特徴
世の中で起業して成功した
『勝ち組』と呼ばれる人たちには、
ある種の共通点がありました。
それは生来のものや外見的な特徴などではなく、
考え方や行動によるものです。
考え方や行動ならば、
誰でも真似ることができるので、
取り入れることが成功への近道となりますね。
どのようなものであるかをここでご紹介致します。
意志を持つ
最初に大切なことは
「自分は起業で絶対に成功する!」
という強い意志を持つことです。
そしてできれば、
具体的な目標を
紙に書き出して、毎日目にするところに貼り出しましょう。
自分のイメージする姿やこうなりたいという
憧れの写真を飾るのも効果的です。
目標を毎日眺めることで、
脳がやる気を起こすことになります。
途中困難があっても、
初心を思い出すことで乗り越えられるでしょう。
よく言われる言葉ですが、
『散歩の途中で富士山に登った人はいません』
具体的な目標があるからこそ、
そこに向けてどのように動いたらいいのか
考えが進んでいくのです。
ダイエットや受験勉強にも効果的な方法ですが、
起業という目標を持ったら、
まずその目標を『見える化』しましょう。
得意分野で勝負する
成功している人たちは、
皆それぞれの得意分野で勝負しています。
あるいは過去の経験から、
自分が他人よりも優れている点、
秀でている点を見つけ出してそこで勝負を掛けます。
自分には何もない…
なんて、悲観的にならないでくださいね。
得意と苦手を紙に書き出して、
その中から特にやりたい順に番号を振ったり、
絶対にやりたくない部分を
消去法で無くしていったりする方法が効果的です。
どうしても苦手な部分は、
将来的には
得意な人を頼って解決することもできます。
まずは、
自分が何で勝負していきたいのかを、
明確にしていきましょう。
マネジメントが上手い
マネジメントとは「経営管理」の意味で、
目標達成のための効率的な方法を考えたり、
リスクに先回りして対処したり、
人材を育成したりすることを指します。
これが上手な人は、
ON/OFFの切り替えがはっきりとしていて、
『褒めて伸ばす』タイプの人が多い
と言われています。
もしあなたの今の職場や前の職場に
「嫌な上司」がいたら、
反面教師とすることで役に立って貰いましょう。
市場調査をきちんと行う
当然のことながら、
どんなに良いサービスであったとしても、
買い手(お客さん)がいなければビジネスは成立しません。
どのような人が顧客になり得るのか、
顧客の求めるニーズは何か、
過去に似たようなサービスはあったか、
他社でライバルとなるようなサービスはあるか…。
これらの
リサーチをしっかりと行っていくことが大切です。
自分の思いを貫いた起業にすることは重要ですが、
実際に
使い手となるのはどのような方なのかを想像してみましょう。
自分の強みと弱みを正しく知る
先ほどの
「得意分野で勝負する」
という部分と重なる点もありますが、
成功する経営者は
自分自身の
強みと弱みをきちんと把握しています。
『孫子』の兵法書の中に
「彼を知り己を知れば百戦危うからず」
という言葉があります。
「敵を知って自分を知れば、
百回戦っても敗れることはない」
という意味です。
市場調査で相手を知って、
自分のことも
正しく分析できるようになれば無敵ということですね!
苦手や弱みは、
それを得意とする仲間を味方にすることで、補っていきましょう。
起業を成功させるプロセス
起業を成功させるためには、
定石とも言われるプロセスがあります。
初めての起業の場合は特に、
下記の順番に則って考えてみましょう。
コンセプトを明確にする
自分自身のやりたい思い、
他社との違いを書き出してみましょう。
利益方程式を考える
利益が出る仕組みを考え、
「いつまでに」
「いくらの」
収益を上げるか考えましょう。
そのためには逆算して、
「顧客数」と「単価」をどれだけに設定すればいいのか、
計算してみましょう。
ファイナンスを意識する
必要な初期費用を調達します。
銀行などから融資を得る場合は、
今後の事業計画が必須になってきます。
株式会社にする場合には、
分配を守りながら経営を行っていきましょう。
チームを結成する
熱い志を共にする、
チームメンバーを募りましょう。
それぞれの専門領域を明確にして、
自分に足りない部分を補ってくれる相手を、
ぜひとも仲間にしましょう。
プロトタイプを開発する
最も顧客が求めている部分に注力して、
試作品を作ってみましょう。
成功の実績を作る
まずは最初の顧客を見つけだし、
成功した実績を1つ作りましょう。
初期の顧客のために
市場調査と営業を繰り返しながら、
顧客を増やしていきます。
至らない点があれば、
積極的に改善していきましょう。
初期のファイナンス
次の拡大期に向かっていくために、
投資先や提携先を探していきます。
中長期の顧客のために
顧客の幅を広げていきます。
ニーズが増えてもぶれないように、
より長くご利用頂ける仕組みを考えましょう。
中長期の戦略として
顧客が増えるのと比例して
雇用するスタッフの人数も増えていきます。
決められたことをきちんと守れる仲間を増やしましょう。
中長期の利益方程式を考える
継続的な利益を得るための仕組みを考えていきます。
顧客数やプロダクトが揃ったところで、
今後の運営を見直していきましょう。
進化期のコンセプト
過去の実績や事業履歴を振り返りながら、
別業種との連携や新規事業への参入を狙っていきます。
新しい事業に参入する時は、
また最初の
「コンセプトを明確にする」
部分から始めていきます。
この流れを繰り返していくことで、
気付けば経営の母体はどんどん大きくなっていくのです。
起業の失敗例から学ぶ
時には過去の失敗例から学ぶことも、
同じ過ちを繰り返さないために必要なことです。
起業に失敗した人を調べた結果、
多くの場合が次のような原因によるものでした。
資金繰り
初期費用を大量に借り過ぎてしまったり、
収益の見込みがきちんと立っていなかったことが原因です。
店舗のテナント代が高すぎたというのが、
一番大きな失敗のようです。
起業前に蓄えがあれば一番ですが、
そうでなければ
できるだけ初期費用を抑えられるように
工夫を凝らしましょう。
事業計画書
事業計画書を適当に作ってしまったことによる
失敗も多いようです。
「なんとかなるさ」
の精神も時には大切なのですが、
防げるリスクは事前に防ぐことで、成功への確率がグンと高まります。
流行物
お笑い業界の一発屋を
考えて貰うと分かりやすいのですが、
その時は時流に乗れたとしても、
3年後にはもう懐かしくなってしまいますよね?
下手をしたら1年後には、
もう過去の人となっているような場合もあります。
起業をして長く成功し続けたいのであれば、
「独創的でユニークなアイディア」
よりも
「流行廃りの少ない皆が必要とするもの」
の方が有利と言えます。
無理な増店
ある程度、
ビジネスが大きくなってきたところで、
もっと儲けを増やそうという
欲が出てきてしまうのが
人間の恐ろしいところです。
一店舗ならば上手くいっていたものを、
店舗数や従業員を増やし過ぎたばかりに
赤字になってしまったという例もあります。
起業を成功させるための条件
上記の失敗例も踏まえた上で、
改めてどうしたら起業が成功するのかを考えてみましょう。
成功の定義を明確にする
自分自身の
目標や理想を、明確にしておきましょう。
もちろん経営を続けていく中で、
目標が変わっていくのは良いことです。
ただし、
自分自身が立ち返れる
『原点』
があると、道を踏み外すことがなくなります。
良いチームを組む
一人の力には限界があり、
あなたに得意とする才能があるように、
苦手な部分もありますよね。
あなたの苦手を補って、
時には励ましてくれる、
良い仲間を見つけておきましょう。
独立や出産、介護など、
それぞれのライフステージがありますから、
メンバーは流動的であっても、
広く繋がれる仲間を増やしておくと良いですね。
集客やマーケティングの勉強をする
どんな分野でも大切になるのが、
集客やマーケティングの分野です。
時には心理学なども学びながら、
顧客の視点で物事を考えてみる
習慣を始めてみましょう。
起業すると決めた時から、
すでに学びは始まっているのです。
人や在庫を抱え過ぎない
広く浅い人脈を繋げておくことは大切ですが、
実際に雇用する側にまわるとコストが掛かります。
商品の場合でも、
保管しておくための場所や
管理費が必要になって来てしまいます。
新規採用する場合や商品の仕入れの際には、
熱くなる気持ちをぐっと堪えて
冷静さを取り戻しましょう。
まとめ
今回は、
実際に起業を通じて
どのように成功していくのかについて考えてみました。
自分の才能を活かして起業をすることが、
成功への一番の近道だと言えます。
過去の失敗例なども参考にしながら、
ぜひあなたにしかできない
オリジナルの起業を行ってみてくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。